日本国内には、優秀な技術者のいる企業が多く存在しています。そういった企業を大事にすることによって、日本の工業系の技術発展や生産性を高めることができると言われています。また、国内には、戦前から続くような老舗の工業会社も多く存在し、長い時間をかけて培ってきた技術やノウハウなどによって、日々進化を遂げている企業もあります。中でも、愛知県にある株式会社近藤製作所は、その最たる例として挙げられる機会が多いようです。
株式会社近藤製作所の基本情報について
近藤製作所は、主にメカトロ機械や・メカトロ機器、そして自動車部品の提供を行っている会社です。創業は、1939年の3月5日、設立は、1956年の1月4日という、非常に歴史のある企業です。創業した1939年という年は、第二次世界大戦が開戦した年でもあります。そのため、創業から約半年あまりで、大きな時代のうねりに巻き込まれてしまった形となりました。そういったこともあり、創業当初は、自動車部品だけでなく、航空機部品を加工するような仕事も行っていました。
戦後の混乱やバブルの崩壊など、日本国内における多くのトラブルに翻弄されながら、意欲的に製品開発を続けてきました。現在でも主力となっているハンド&チャック製造などは。1983年の10月からスタートしています。ハンド&チャック製造に関しては、言わばパイオニア的な存在となっています。その技術は、国内だけでなく、海外からも注目を集めているようです。
株式会社近藤製作所の現在
近藤製作所は、設立されてから80年以上が経過しています。時代に合わせて事業内容も変化し、フレキシブルな対応を続けていた結果、現在では、愛知県蒲郡市元町に本社を構えるだけでなく、神奈川県川崎市に東京支店、大阪府四條畷市に大阪支店、福岡県太宰府市に九州営業所と、複数の営業所を構えるまでに成長しました。
また、日本国内だけでなく、タイにKONSEI(Thailand)CO.,LTD、アメリカのケンタッキー州にKONSEI USA INC.、そして中国に常州坤世精密机械有限公司という3つの海外拠点を構えています。また、工場もメカトロ機械事業部が4つ、部品加工事業部が1つと非常に大きな企業へと成長しています。2007年の1月には、資本金を2億円に増資し、より信頼性の高い企業になりました。
株式会社近藤製作所の特長
近藤製作所では、主力商品となっているメカトロ機械などをはじめ、すべての製品開発には、自動車部品の製造時の経験を活かしながら開発をすすめています。また、忘れがちなユーザー目線での提案、開発などは、近藤製作所の製品を、決して独りよがりなものにせず、多くの方から喜んでもらえるようなアイテムとなる原動力になっています。
ハンド&チャック業界では、他に類を見ないほどのバリエーションがあるため、沢山のユーザーニーズに応えることができます。他の会社では断られてしまうような、特殊な仕様の機器も、全てオーダーメイドで解決することができます。オーダーメイドと言えども、時間をかけず、短期間での納品を目標としています。特にオプトロ機器などを導入し、効率的な自動化を行うことで、人件費の削減はもちろんのこと、製造ミスの件数を大幅に下げることもできます。これからの日本の工業を、より良い物に変えていくためには、式会社近藤製作所のような企業の存在が必要になってくるのです。